←　スズメの出勤前

夜明けがだんだん早くやって来るこの頃、小鳥たちのさえずりで目が覚める。

毎年恒例ＢＳアンテナ裏のアパートで賑やかに巣作りが始まる。

枯れ草を集めながら究極のエコハウスを造るために忙しく飛び回っている。

ここなら外敵に気付かれること無くのんびり暮らしていけそう！

「3匹のこぶた」なら、ブーのわらのうちといったところ！そして我が家はフーの木のうち。

藁を集めたストローベールハウスもフクシマの爆発以来安全なエコハウスとは言えないような気がする。

しかもＢＳアンテナで電波を集めている裏側が家なんて、電磁波を浴び続けているようなもの。

こんな小さな命までも巻き込んでしまっている私達の生活って？

考え始めたら又堂々巡りが始まってしまう・・・・・

私たちが手に入れた便利な暮らしは、ある意味で病気のようなものかも。

何かを犠牲にしている事に気付きつつ、後戻りや止める事が出来ないでいる。

やめようとすると、禁断症状がでてしまうことが怖くて・・・・・麻薬中毒患者のよう。

でも3/11以来多くの人がこの気付きを実践し始めている事も事実。

できることからすこしづつ・・・・なんてのんきな事はいっていられない。

こんな小さな命を見ながら考えたこと。